工作に必要な道具

サイトを再開させて早3ヶ月経ちましたがまったく更新していないので早くも死サイト化してきました。
新作の発表でしか更新しないと数年に1回しか更新しないことになり、これではわざわざサーバーを引越ししてまで再開した意味がありません。
そこで苦手なコラムなどを始めてみることにしました。
更新が苦手なので慣れてくるまでは更新不定期とさせてください。

まずはお決まりのネタで申し訳ありませんが、カードモデルを製作するために必要な道具を簡単に紹介しようと思います。

ハサミ

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カードモデルは部品を台紙から切り離して組み立てることを繰り返して製作が進みます。
つまりハサミは最も基本的な道具です。とは言えカッターだけで切取り作業する人もいるようで、ハサミじゃなければ工作できないわけではありません。そこはやり易いほうで作業してください。ちなみに私はハサミ派で、よほど細かい部分の切取りでない限りカッターは使いません。
ではどんなハサミを使っているかというと写真のようにいくつか大きさの違う種類のハサミを使い分けています。値段帯としては500円以上のハサミなら性能的には十分でしょう。
私が使いやすいと感じるハサミの条件は
・ブレード(刃)の長さが8cm程度
・ブレードの厚さが薄いもの(刃先で2mm程度)
・指を通すグリップの穴が大きめ
材質やコーティングなどは特にこだわりありません。
あくまでも私の好みなのでご参考程で。

カッター

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ハサミ派とはいえ、カッターをまるっきり使用しないわけじゃありません。
私のカードモデルではハサミが無くてもカッターがあれば工作は出来ますが、カッター無しでは工作不可能だと思います。
カッターの良いところは非常に綺麗な直線カットとハサミじゃ不可能な微細な切取り作業を行うことが出来る点です。
写真のように普通のカッターとデザイン用ナイフ(下)の2種類があれば良いと思います。
特にデザイン用のナイフは先端が細くなっており細かい作業が出来ます。高価な物ではないので是非1本ご用意頂くことをお勧めします。

カッティングマット

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カッターを使うときにこれがあると机が傷つきません。私はA2サイズを机に敷きっぱなしにしてます。その他に小さいのを2つ持っていて作業によって使い分けます。
厚紙や段ボールでも代用出来ますが、カッティングマットのほうが強度や平面性が高く安定した加工が出来る為作業効率が向上します。

カッティング定規

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定規の背の部分に金属プレートが取り付けられていて、カッターで傷がつかないようになってます。それなら金属製定規でも良いのでは?と思われる方もいるでしょうが、15㎝程度の短いものはとても薄いためカッターが乗り上げて怪我をする危険性があります。カッターで有名なOLFAのサイトでも注意を促しています。
http://www.olfa.co.jp/ja/contents/cutter/category03.html
透明アクリル製で方眼スケールになっていますので金属定規より使いやすいと思います。

接着剤

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切り取った部品を組み立てるために絶対必要なのが接着剤(のり)です。
これは迷わず木工用ボンドを用意してください。速乾性で乾くと透明になり強度があって低価格です。多くのモデラーに愛用されていて、私もほぼこれ1つで製作します。
【2017/08/13追記】
木工用ボンドは水性なので紙に浸みこみます。つまり紙をふやかせてしまうため、広い面積に塗布すると紙がゆがんでしまいます。精確性が求められる部品や広い接着面には合成ゴム系や含侵性のない接着剤を推奨します。写真のGクリヤーは価格も手ごろでホームセンターなどで入手できます。注意点としては粘性が高いので糸を引きやすく小さな部品の組立には適さないと思います。また、有機剤を含みますので換気には注意しましょう。

ピンセット

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とにかく細かい部品が多いので、切り取り、折り曲げ、のり付けのあらゆる作業の場面で活躍します。5㎜以下の部品になると素手で作業することが難しく、場合によっては両手にピンセットを持って作業することもあります。
種類が多くてどのようなタイプを揃えるべきか迷うところですが、先細、折れ曲がり、通常タイプの3本セットになっている物を買っておけば大丈夫だと思います。
慣れてくるともっと精度が高い高級な物がほしくなってきます。特に先細タイプは値段と精度が比例的に変わってきますので将来的には良いものを揃えることお勧めします。
また、変わった物としてはつまむと開く逆開きタイプのピンセット(写真右)があります。これはクランプの代わりにもなって糊付け固定作業などに使えて便利です。余裕があれば揃えておくと良いでしょう。

さて、基本的に必要な道具の紹介をしましたが、また機会を改めてそれぞれの道具について詳しい話をしたいと思います。
今回紹介した道具以外にも便利な道具はたくさんあります。こちらの話も別途させていただこうと思いますが、カードモデル製作のもう一つの楽しみ方として、綺麗に仕上げる為の試行錯誤があると思います。皆さんもぜひいろいろな道具を使ってオリジナルのテクニックを編み出して下さい。

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